ファイナンシャルアライアンス株式会社|生命保険・損害保険なら

総量規制対象外カードローン紹介。オーバーでも最短で借りれるのは?

2024.09.19 お金の勉強

即日融資可能、無利息期間ありなど、サービスも充実している消費者金融のカードローンを利用したいと考える人も多いものです。しかし、総量規制により、借入ができないケースもあります。

総量規制とは何か?について解説します。また、総量規制対象外のカードローンについてもお伝えします。

また、おまとめローンなら消費者金融であっても総量規制の例外となります。おすすめのおまとめローンについても紹介しましょう。

総量規制とは?

総量規制とは、貸金業者から借りられるお金の上限を規制する法律です。総量規制によって、貸金業者から借りられるお金は、「本人の年収の3分の1まで」となります。

3分の1というのは、1つの貸金業者からではなく、借入をしているお金のすべてにおいてです。たとえば、年収が600万円の人が貸金業者から借りられるのは総額で200万円まで、ということ。

新規のカードローンで借入をする場合、すでに契約しているカードローンがありそこで100万円を借りていた場合、新規で契約できるのは100万円までです。

総量規制ができた背景

総量規制が完全施行されたのは、2010年6月です。それ以前は、複数の貸金業者から借入をしている多重債務者が多くいました。総量規制がなかったため、貸金業者から借入できる金額は現在よりも多かったのです。

しかし、借入が増えるほど利息も増えるもの。返済が長期にわたれば返済総額も増えていき、完済しにくくなります。雪だるま式に利息が増え、返済が苦しくなると他の貸金業者から借入をする、というケースも多く、さらに毎月の返済額が増えていく、という人は少なくありませんでした。

その結果、闇金などに手を出し、高額の利息でお金を借りてしまうというケースも増え、社会問題となっていたのです。この頃は、グレーゾーン金利と呼ばれる金利も有効で、借入をしている人の負担はかなり大きいものだったのです。

2010年にはグレーゾーン金利も撤廃され、上限金利は15%~20%に統一されました。

総量規制の対象は貸金業者

総量規制の対象は貸金業者であり、貸金業者に該当しないケースがあります。

貸金業者とはお金の貸付をする業者で、財務局もしくは都道府県に登録をしている業者のこと。消費者金融や事業者金融、クレジットカード会社などが該当します。

融資を行う銀行や信用金庫、労働金庫、信用組合などは貸金業者には該当しません。

総量規制オーバーでもお金を借りられるカードローン

総量規制の対象となるのは、貸金業者です。そのため、貸金業者ではない銀行のカードローンなどは、総量規制をオーバーする借入が可能です。どのような銀行カードローンがあるか、紹介しましょう。

ただし、銀行カードローンは総量規制の対象外ではありますが、借入可能額は年収の3分の1を目安としている銀行も増えています。申込ができても、審査が通るかどうかは別の問題であることは認識しておきましょう。

イオン銀行カードローン

上限金利が13.8%と低いカードローンです。借入限度額は800万円まで。借入や返済は1,000円~可能で、コンビニATM利用料も無料です。申込から契約までWebで完結可能。審査は年中無休で、審査完了後5日程度で利用可能です。

楽天銀行スーパーローン

貸付限度額は最大800万円。スマホやパソコンで借入が可能なので使いやすいでしょう。月々の返済は2,000円~、追加返済も可能です。最大金利は14.5%。スマホで申込も完了できます。

PayPay銀行カードローン

初回借入日から30日間は利息0円サービスがあります。安定した収入があれば、主婦やアルバイトの方でも申込可能。返済額が少ない「ゆとりコース」など、返済しやすい方法を選べます。

auじぶん銀行カードローン

金利は1.48%~17.5%。申込から契約までスマホで完了します。利用明細の郵送などもありません。借入や返済は全国のコンビニで利用可能。手数料も無料です。

オリックス銀行カードローン

金利は1.7%~17.8%。利用限度額は10万円単位で最高800万円までです。コールセンターに連絡をすればオペレーターがていねいに案内してくれるのも安心な点です。

おまとめローンとは?

おまとめローンとは1社の金融機関やカードローン会社から融資を受け、ほかの借入を清算し、融資を受けた金融機関に返済をしていくことです。複数の借入をまとめられるので、返済負担を軽くできるなどのメリットがあります。

総量規制の対象である消費者金融でも、おまとめローン商品を提供しているケースがあります。おまとめローンは総量規制の例外として、年収の3分の1を超える借入が可能なのです。

おまとめローンにはメリットもありますがデメリットもあります。両方を把握しておきましょう。

返済の負担が軽くなる

金利の低いローンにまとめることで、返済額の負担が軽減される点は大きなメリットです。複数の金融機関から借入をまとめれば、返済も月1回ですみます。何回もATMで返済する必要もなく、返済日を忘れてしまうこともないでしょう。

返済専用であることも

おまとめローンは返済に特化しているものが多く、追加の借入はできないことがあります。総量規制オーバーの場合は、新規で契約もできません。

支払い総額が増える可能性がある

おまとめローンにして月々の返済負担を軽くすると、返済期間が長くなります。返済期間が長期化すれば総返済額が増えてしまうので、シミュレーションをきちんとすることが必要です。

審査が厳しい傾向にある

おまとめローンの利用には審査があります。複数の借入をまとめるため、借入金額は増えるものです。借入金額が増えれば、それだけの返済能力が必要なので審査も厳しくなります。特に、今までの返済において何度も遅延している、長期に延滞した、などといったことがあれば、審査通過は難しいかもしれません。

おまとめローンのおすすめは?

おまとめローンはどの金融機関でも扱っているわけではありません。取り扱っている金融機関でも、金利や貸付限度額など、さまざまな違いがあります。

おまとめローンは貸付金額が大きくなることもあり、銀行カードローンは審査が厳しい傾向にあります。消費者金融カードローンだから審査が甘いわけではありませんが、おまとめローンの融資を積極的におこなっているケースもあります。

低金利で借入可能、最短即日で融資可能など、消費者金融のおまとめローンはメリットも少なくありません。おすすめのおまとめローンを紹介します。

アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」

アイフルを利用している方は「おまとめMAX」になります。ほかの消費者金融からの借入のほか、銀行ローンやクレジットカードのリボも対象です。月1回の返済で確実に返済ができます。Webから申し込みかでき、郵送物もありません。

アイフルを初めて利用する方は「かりかえMAX」。基本的な内容は「おまとめMAX」と変わりません。

どちらも、金利は3.0%~17.5%、契約限度額温上限は800万円です。返済期間は最長10年(120回)。満20歳以上が対象です。

アコム「借換え専用ローン」

アコムの契約極度額は1万円~300万円。金利は7.7%~18.0%です。貸金業者からの借入が対象なので銀行カードローンやクレジットカードのショッピングはまとめることができません。返済期間は最長12年3ヶ月(1~146回)です。

プロミス「おまとめローン」

プロミスのおまとめローンは、金利6.3%~17.8%、融資額は300万円まで。返済期間は最長10年(120回)。対象は消費者金融・クレジットカードの借入で、銀行カードローンやクレジットカードのショッピングは対象外です。返済期日は5・15・25・末日のいずれかから選択できます。

レイクALSA「アルサdeおまとめ」

融資額は500万円までで、金利が6.0%~17.5%。返済期間は最長10年(最大120回)。返済のみで借入はできません。

SMBCモビット「おまとめローン」

限度額は500万円、金利は3.00%~18.00%、返済回数は最長13年4ヵ月(160回)。対象となるのは消費者金融、クレジットカードでのキャッシングです。返済期日が5・15・25・末日のいずれかから選べます。

東京スター銀行おまとめローン「スターワン乗り換え」

東京スター銀行のおまとめローンは、借入額が最大1,000万円と高額です。自営業・パート・アルバイトの方は利用できませんが、派遣社員や契約社員は利用可能です。

収入とのバランスを考えた借入を!おまとめローンも検討

総量規制があることで、消費者金融からの借入ができないケースもあるでしょう。不便に思うかもしれませんが、無理に借入をすることで返済できなくなると大変です。

どうしても借入が必要な場合は、総量規制対象外の銀行カードローンを検討してみましょう。銀行カードローンであっても、年収と借入のバランスを重要視する傾向にあるので、簡単に借入ができるとは言えませんが、返済遅延や滞納がなく、収入が安定していれば審査通過の可能性も高いでしょう。

返済が困難になっている場合は、おまとめローンを検討してみるのもおすすめです。おまとめローンの融資に力を入れている消費者金融もあります。

自分の借入総額を計算し、金利や返済回数などをシミュレーションし、損をせず返済負担が軽くなるおまとめローンを選びましょう。

当コラム内のデータ等は、2024年8月26日現在のものです。